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沖縄県カンダバー

ご当地食材情報
沖縄 カンダバー

カンダバーは、食用の甘藷(さつまいも)の葉(カズラ)を意味する沖縄の方言名です。

○特徴
カンダバーは、くせのない味わいのツル状の野菜で、茎の部分のしゃきっとした食感が美味しく、葉はぬめりがあるのが特徴。基本的には、葉を食べるための品種です。沖縄では緑黄色野菜や葉野菜のひとつとして、ほうれん草や小松菜などのように日常的に食卓に登場します。

○歴史
古来から主食としていた米や麦、豆類などは、台風が多い沖縄で被害を受け収穫できない状態になることが多く、食糧難が起こっていました。
そんな沖縄に、甘藷(さつまいも)が伝わったのは、400年以上前の17世紀初めの琉球王朝の時代。

中国から持ち帰られた甘藷(さつまいも)の苗の栽培に成功したのが始まりでした。
甘藷(さつまいも)は、どんな土壌でも育ち、夏場の気温が高くなる沖縄でも栽培が可能な上、台風の強い雨風にも耐える植物として歓迎され、沖縄全土へと広がっていきました。

○栄養
戦中・戦後の食物が乏しい時代に貴重な栄養源として人々に食べられていたカンダバー。
ビタミンA・C・B1・B2などが豊富で、抗酸化や整腸作用にもすぐれ、食物繊維が豊富、ポリフェノール類も含むことから現在でも日常的に食用に使われています。

○食べ方
カツオだしに豚肉とごはんを加え、味噌味や塩味で味付けする「カンダバージューシー(雑炊)」には、歯ごたえを残すために茎に葉がついたまま加えることがあるほか、葉の部分だけを刻んで加えたりもします。

沖縄の代表的な料理「チャンプルー(炒め物)」に加えたり、みそ汁の具、沖縄そばにトッピングしたり、軽く茹でて和え物にしたりと、多様な料理法で食べられています。

○生産地
以前は沖縄の家庭の庭先で気軽に栽培し、必要なときに摘んで料理に利用する身近な野菜でしたが、時代の移り変わりと共に、スーパーや市場などで購入できる葉野菜としての需要も増えてきています。

沖縄本島南部の八重瀬町では、葉と茎を食べやすくした品種「ちゅらまる」の栽培と生産を推進し、学校給食に利用されているほか加工原料用にも出荷されています。

露地物(露天の畑で栽培された野菜)のカンダバーの収穫時期は、7~12月の時期のみになり、冬から春までの供給がないのが現状です。そのため年間を通しての需要に対応できるハウス栽培も試みられています。

○製品
栄養が豊富なカンダバーをケールや大麦若葉を生かした青汁などのように加工し流通を試みる業者もあります。沖縄の伝統野菜のひとつとしてブランド化しながら広める工夫もされています。
 
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