各地のご当地食材/加工食品

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岐阜県守口だいこん(モリグチダイコン)

ご当地食材情報

守口だいこん

岐阜県岐阜市、各務原市(旧・川島町)で作られている世界一長い大根です。
岐阜県から、「飛騨・美濃伝統野菜」の認定を受けています。

~食べ方~
守口漬け
12月から1月にかけて収穫された守口だいこんは厳しく選り分けられ、良品のみを漬け込みます。
第1次加工の塩漬けから始まり、時間をかけて何度も何度も酒粕や味醂粕に漬け替えられます。
守口だいこんは播種からから2年以上もかけて、琥珀色で芳醇な香りの、独特の食感のある守口漬けへと生まれ変わるのです。
杉樽を使うことで仕上がりも格段によくなります。

美濃国厚見郡富茂登村(現・岐阜県岐阜市大仏町)出身の山田才吉は、料理人から身を立てた実業家で、明治時代に中京地域で活躍しました。
明治14年に、名古屋市中区で漬物店(きた福;現㈱喜多福総本家)を創業しました。
塩漬けした美濃干大根(守口だいこん)を酒粕に漬け込み繊維質を柔らかくした後に、味醂粕で仕上げるという独特の粕漬を考案しました。
「守口大根味醂漬」として売り出したところ大変好評で、後に省略して、守口漬けと呼ばれるようになりました。
現在の守口漬けはこの山田才吉の手法が基本となっているのですね。

江戸時代から、大阪の天満宮のあたりでは宮前大根などと呼ばれた細長大根が栽培されていました。
この大根が守口漬けに使われたことから、守口だいこんと呼ばれるようになりました。
豊臣秀吉が守口で休息した際、その風味を賞讃し、土地の名前を取って守口だいこんと命名したという説もありますね。
しかし、この大阪の守口だいこんは明治時代になると市街化により産地が消滅してしまい、現在では全く確認することができません。
一方、美濃国の長良川沿いの地域(現・岐阜県岐阜市)でも、江戸時代からすでにホソリ大根や美濃干大根などといわれる細長い品種が栽培されており、切干し大根などにされていました。
明治時代に、この美濃干大根が大阪の守口だいこんに代わって守口漬けに利用されるようになり、いつもまにか守口だいこんと呼ばれるようになったのです。
現在、濃尾平野で栽培されている守口だいこんは、大阪の守口だいこんが先祖ではなく、美濃干大根が品種改良されたものであるといわれています。 

~特徴~
守口だいこんは、根部が長く伸びる特性から、栽培できる地域が非常に限られています。
長良川流域に広がる砂質土壌が、深くまで均質で柔らかな砂質土のため栽培に適していることから、岐阜市の則武、鷺山、島地区で19世紀後半から栽培が始まりました。
品種選抜と畑の深耕に努めた結果、現在の1m以上の長い根長をもつようになりました。
通常の大根より細長く、基部から先端部までほぼ同じ太さになります。
直径は2~3cm、長さは約120cmに達し、長いものは180cm以上になります。
味は辛いとされています。
 
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