各地のご当地食材/加工食品

  • LINE
  • Tweet
  • Share

岐阜県飛騨紅かぶ(ヒダベニカブ)

ご当地食材情報

飛騨紅かぶ

岐阜県の高山市(旧高山市、旧丹生川村、旧国府町、旧上宝村)、飛騨市(旧古川市)で昔から栽培されているかぶです。
表面が赤色である赤かぶの一種です。
岐阜県から、「飛騨・美濃伝統野菜」に認定されています。

~食べ方~
主に、赤かぶ漬け、品漬け、千枚漬け、丸漬け、切漬けに加工されます。
漬物にすると中まで赤く漬け込まれます。

品漬け
飛騨紅かぶをメインに、お好みでナスやきゅうり、みょうがなどの塩漬けと赤ごけ(サクラシメジというキノコです)の塩漬けを一緒に漬け込んだものです。
①上記野菜と、赤ごけ(サクラシメジ)、ねずみごけ(ホウキ茸)を食べやすい大きさに切って混ぜます。
②桶に入れ、落し蓋をして重石を置きます。
③水が上がったら味見して塩を振ります。品漬けが水をかぶる程度に重石を調整します。
④10日ほど経ったら、上下逆さまになるように別の桶に移します。
漬け込んでからは混ぜすぎないように気をつけましょう。
野菜が柔らかくなりすぎ、歯ごたえがなくなってしまいます。
キノコ類が形が崩れやすいということもあります。
長期保存用のものは塩を強くします。その年の気候に応じて塩加減してくださいね。

煮たくもじ
飛騨地方では、漬物のことを「くもじ」と言います。
それを煮て食べるので「煮たくもじ」なのですね。
古くなって酸味が強くなった漬物を使うことが多いようです。
白菜の切漬けなどをバターでソテーする「つけものステーキ」という食べ方も地元で流行っているそうです。

~特徴~
かぶの野生の原種は、北欧や地中海沿岸で発見されていますが、根を食用に作物化したのはアフガニスタンのあたりとされています。
日本に渡来したのは中国経由で、『古事記』や『日本書紀』に「ナリカブラ」などの記述があり、8世紀以前のことであったと推測されています。

飛騨紅かぶは、紫色の八賀かぶから派生した品種です。
八賀かぶは室町時代に他の地方から伝来してきたそうです。
当時、飛騨北部一帯を支配していた塩屋筑前守秋貞公という武将が、東北出羽国を一時期統治していた上杉謙信に仕えていたことから、温海かぶ(山形県温海市)が移入されたのではないかとも言われています。
また、塩屋筑前守秋貞公は越中越前を侵攻していたので、加賀(石川県)や富山県内で古くから作られてきた折菜(くきたちな)が移入され、自然交配の結果、現在の飛騨紅かぶになってきたのではないかという説もあります。
実際のところは、明確な系統や歴史はわかっていないというのが正確で、飛騨地方独特の気候風土で育まれてきた赤かぶは自家採種が基本で、それぞれの農家独自の品種にまで分離されているのが面白いですね。
 
  • その他のご当地食材を投稿
  • LINE
  • Tweet
  • Share

同じエリアのご当地食材

Discover Nipponとは?
故郷の良さを知っている皆さんからの投稿を通して、地方の「おいしい」を知り、まだ知らない日本を知る。
「ご当地の食材&レシピの共有サイト」です。ホームパーティ向けおもてなしレシピが豊富。