各地のご当地食材/加工食品

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岐阜県飛騨一本太ねぎ(ヒダイッポンフトネギ)

ご当地食材情報

飛騨一本太ねぎ

岐阜県高山市(旧高山市、旧丹生川村)、飛騨市(旧古川町)で栽培されている根深ねぎの王様です。
シャキシャキした食感で、白根、葉ともにやわらかいです。
岐阜県から、「飛騨・美濃伝統野菜」に認定されています。

~食べ方~
郷土料理「朴葉味噌」
枯れた朴葉の上にうすく油をひき、砂糖、みりんを混ぜた味噌をのせます。
その上にシイタケの斜め切りと、飛騨一本太ねぎのみじん切りをのせて火で炙ります。
ご飯にぴったりのおかずです。

鍋物やすき焼きに入れるときは、ざく切りにしてください。
甘さととろけるような柔らかさが引き出されます。煮ているうちに形が崩れて溶けてしまうほどです。

ねぶか味噌を作るときは、飛騨一本太ねぎを3~4cmの斜め切りにして油で炒めます。
田舎味噌、砂糖、みりんで味をつけながら煮て出来上がりです。温かいうちにお召し上がりください。
ストーブでつくるのが地元流ですね。

飛騨一本太ねぎの姿焼きにするのも、ねぎ好きに最適な一品です。
お好みで、味噌や醤油をどうぞ。酒の肴に最高です。

~特徴~
ねぎは、中国西部またはシベリアの原産で、古くは北陸路を経て移入し、飛騨に土着したといわれています。
江戸時代にはすでに贈答用にされていました。
高山市史に、飛騨一本太ねぎの原産地は上枝村(現・高山市)で、昭和6年から栽培が本格化したとあります。
収穫量が多いので大変歓迎されたそうです。
飛騨地方は昼夜の寒暖差が大きい土地です。
晩秋の霜にあたると、一段とやわらかさを増し、粘り気や甘みも出ます。
雪の中に埋もれてしまう冬には、厳しい寒さから自らを守るために糖分をたっぷりと蓄えます。
一番おいしい白い部分を伸ばすために何度も土寄せします。
太いものは直径5~6cm、軟白部は60cmにもなります。
他のねぎに比べ休眠が深いので寒さに強く、室内貯蔵して冬季中の野菜として重宝されています。
自家採種、選別で受け継がれてきましたが、徐々に独特の形質が損なわれてきていました。
古来の飛騨一本太ねぎを後世に残すため、飛騨ねぎ研究会や中山間農業研究所で研究が続けられています。

この地方では、収穫を祝う奉納の行事で、ねぎを持ち寄る習慣がありました。
「ねぎらう」という意味で行われていました。「葱来」と書くという説もあります。
労をねぎらうため、他では売っていないこともあり、嫁いだ娘さんや、よそへ行っている人へ贈ることもあるそうです。
そのような風習があるほど、ねぎが身近なのですね。
 
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