各地のご当地食材/加工食品

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岐阜県西方いも(ニシカタイモ ニシガタイモ)

ご当地食材情報
西方いも

岐阜県中津川市加子母(旧・加子母村)の小郷地区で作られてきた里芋の在来種です。
2002年(平成14年)に「飛騨・美濃伝統野菜」に認定されました。
2011年(平成23年)に「岐阜伝統食文化グランプリ」優秀賞を受賞しました。

~食べ方~
加子母では、昔から各家庭で「いももち」を食べます。
洗ったお米と西方いもを炊き、すりこぎでつぶし、一つひとつ丸めます。
まず、西方いもの皮を剥き、塩を少々加えて茹でます。
芋に火が通ったら、お米をセットした炊飯器に煮汁ごと加えます。
米6合に、西方いも800gぐらいが目安です。
水加減はおかゆを炊くときくらいの多めにします。
よく研いだお米と、下茹でした西方いもを一緒に炊きます。
炊きあがったらしばらく蒸しましょう。
熱いうちに、すりこぎでご飯といもをすりつぶします。
強い粘りが出てきて、いものかたまりがなくなればOKです。
ご飯のつぶつぶ感は残します。はんごろしという状態ですね。
つぶしたものを手に取り丸めます。1個50gくらいの大きさにします。
フライパンで、焦げ目がつくまで焼いたら出来上がりです。
いももちの風味を引き出すために、ネギ味噌や生姜醤油をつけて食べます。

「煮五味」は、加子母で年取り(年末年始)や冠婚葬祭などのときによく食べられる料理です。
海の幸と山の幸を両方入れるのが慣わしです。自然の恵みに感謝する意味があります。
材料は、西方いも、大根、ごぼう、人参などの野菜、かしわ(鶏肉)、豆腐、こんにゃく、干椎茸、昆布(ちくわ、油揚げなどを加えることもある)、水、たまり醤油です。
ごぼう、こんにゃくを下茹でします。
具は大きめに切り、西方いもと豆腐以外を鍋にかけます。
火が通ったら、西方いもと豆腐を加え、たまり醤油で味をつけます。
一晩置くと味が染みこんでさらにおいしいです。

他にも、味噌焼きや田楽、コロッケ、煮物、きんぴら、汁物など多彩な食べ方ができますね。

~特徴~
小郷地区は「東方」と「西方」に分かれていました。
80年ほど前に、西方へ嫁いだ方が、そのお家で代々受け継がれていた里芋栽培を続けました。
お嫁さんに守られてきた家々の里芋は、今日「西方いも」と呼ばれています。
肉質は粘りが強く、きめが細やかです。そのため地元では「ねばいも」ともいわれます。
貯蔵性に優れています。
タネイもは農家で自家採種されています。4月にいもを植え、11月下旬に収穫します。
郷土料理「いももち」や「煮五味」、焼酎の原料にされます。
現在は西方いも生産組合で、種の保存と研究が続けられています。
 
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