各地のご当地食材/加工食品

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岐阜県徳田ねぎ(トクダネギ)

ご当地食材情報

徳田ねぎ

岐阜県岐南町の徳田地区、上印食地区を中心に栽培されているねぎです。
2002年(平成14年)に、岐阜県から「飛騨・美濃伝統野菜」に認定されました。

~食べ方~
ねぎは、葉身(緑の部分)を主に食べる葉ねぎ(九条ねぎ、万能ねぎ)と、葉鞘(白い部分)を楽しむ根深ねぎ(下仁田ねぎ)に大別されます。
徳田ねぎは葉ねぎの系統ですが、何度も土をかぶせて白い部分を長く伸ばします。
癖が少なく、甘く柔らかいので、葉も白根もおいしく食べることができます。
臭みがないのでねぎの苦手な方にも好評で、さっぱりとしていながら味も香りも絶品です。
すき焼きや鉄板焼き、鍋、薬味、汁の実など色々な料理で楽しまれています。
焼いたり煮たりした徳田ねぎに、出汁でといた八丁味噌を付けて食べることもあります。

~逸話~
美濃国羽栗郡徳田村(現・岐南町)のあたりは昔から、木曽川・長良川・揖斐川が運んできた肥沃な土砂が、洪水により混じりあい、水はけの良い土壌でした。
ねぎや大根の栽培に適した土地なのですね。
徳田ねぎの栽培がはじめられたのは大正時代です。
地域のリーダーであった高見五左衛門こと「五左さ」ら、地元の有志が関わっています。
当時、お隣の尾張国海西郡(現・愛知県海部郡弥富市)のあたりでは、「越津ねぎ」という地域特産のねぎが作られていました。
葉ねぎと根深ねぎの中間型の品種で、気温が低くてもよく成長し、葉身、葉鞘ともに柔らかくておいしいと有名でした。
酒盛りで越津ねぎの話になった五左さたちは、江南に見学に行きました。
このねぎを徳田で育てれば、地元でもうまいねぎが採れるだろうと考え、越津ねぎを分けてもらい、徳田の土壌に合わせて改良しました。
様々な苦労を乗り越え、5年以上かけて徳田ねぎはできました。
五左さたちは、「徳田葱採種圃」を創設し、地元の人たちに種を無料で配り、栽培方法を指導しました。
五左さが、「徳田ねぎの開祖」と呼ばれる由縁です。

地元の方は、現在も種を自家栽培し、徳田ねぎを大事に育てています。
種をまいてから収穫までなんと1年4ヵ月。
9月に播種し、翌年4月に苗を移植、7月にまた本畑に植えかえ、11月~翌々年3月に収穫します。
土の養分分析をし、排水がよくなるよう深く耕し、畝を高くかまぼこ型に作ります。
途中で3回ほど土寄せし、おいしい白根を伸ばします。
分けつした際には悪い葉を取り除いて、何度も伏せ替えを行います。
本当に手間ひまかけて作られたねぎなのですね。
 
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