各地のご当地食材/加工食品

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岐阜県種蔵紅かぶ(タネクラベニカブ)

ご当地食材情報

種蔵紅かぶ

主な栽培地域は、岐阜県飛騨市(旧宮川村種蔵地区)の赤かぶです。
80年ほど前から作られており、地名から「種蔵紅かぶ」と呼ばれています。
球状ではなく人参のような細長い円錐形です。
鮮やかな赤紫色で、茎(葉柄)も赤くなるのが特徴です。
吉城郡宮川村(現・飛騨市宮川町)の種蔵地区の農村で、古くから自家採種により栽培されてきた中で、良質なものを選抜してきたのが「うちのかぶら」です。
普通の赤かぶとの違いは芯まで紅に染まることです。
それが現在の「種蔵紅かぶ」となりました。
また、もともと種蔵地区は、焼畑に適した土地で、焼畑(ナギ)をしたあとすぐに植えられる「ナギカブラ」がずっと受け継がれてきたという話もあります。
在来種である種蔵紅かぶを今日まで守ることができたのは、種蔵集落が、販売用にたくさん作られるようになった飛騨紅かぶの地域と離れていたからです。
飛騨紅かぶと交雑してしまうと、紫色になったり変形してくるそうです。
地元の人々は、自分の畑のかぶがそうなってくると、近所の人の種を分けてもらい、種蔵紅かぶを守ってきたといいます。
種蔵紅かぶは、種蔵の人と風土が守り育んできた、大事なかぶなのですね。
岐阜県から、「飛騨・美濃伝統野菜」に認定されています。
スローフード協会(本部イタリア)の「味の箱舟」に登録申請しています。

~食べ方~
地元では、11月に収穫された種蔵紅かぶを、葉付きのまま「長漬け」にします。
もともとが漬物にするために栽培されてきたカブなので、もともとお漬物にするために栽培されたかぶで実がぎゅっと詰まっており、歯ごたえの良さが持ち味です。
甘酢漬けや白菜と一緒に切り漬けなど色々な漬物の素材として活躍します。

「くた煮」という、葉の部分をくたっとするまで柔らかく煮て食べることもあるそうですが、基本的には漬物にすることがほとんどです。
形の悪いかぶや、育ちすぎたかぶは、畑に戻し土に還すことで肥料にします。

~栄養~
アントシアニンが豊富なので抗酸化作用があります。
眼精疲労や、視力の改善にも働きかけます。
メタボ、高血圧、動脈硬化にも良いと言われていますね。

アミラーゼという消化酵素が含まれておりお腹にやさしい野菜です。
デンプンを分解するので、胃もたれや胸焼けに効果的です。

ビタミンCやカリウム、食物繊維も豊富です。

葉には、ビタミン・ミネラル群が多く、免疫力向上が期待できるので、
これからの季節にぴったりの野菜ですね。
 
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