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岐阜県あきしまささげ(アキシマササゲ)
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~飛騨高山・美濃の伝統野菜~
あきしま"ささげ"と言われても聞き慣れない方もいらっしゃるかもしれませんが、あきしまささげはインゲン豆の一種で、莢の表面に現れる紫色の縞模様が特徴的な野菜です。
現在の高山市(旧丹生川村)周辺で、中央高地式気候の中、昔から農家の庭先などで作られてきた野菜です。
グリーンピースの収穫後の畑を荒らしたくないという理由から、病気に強く、農薬を使わないでも育てられるあきしまささげが選ばれてきたようです。
2002年に岐阜県から、「飛騨・美濃伝統野菜」として認証されました。
この縞模様は、昼夜の寒暖差と紫外線によって色鮮やかに現れ、豆にも同じような模様が出てきます。
秋になり夜が涼しくなってから縞模様が浮かび上がってきます。
そこから「秋縞ささげ」と呼ばれるようになったのですね。
飛騨地方では、土用(7月上旬)の頃から収穫できるため、「土用ささげ」と呼ばれることもあります。
7月下旬頃から10月頃までが旬で、縞模様が濃く現れ始めるのは夜間の気温の下がる8月下旬頃からです。
~特徴~
あきしまささげは、莢の表面に現れる紫色の縞模様が特徴的ですが、赤オクラや紫アスパラガスがそうであるように、この色は茹でると鮮やかな緑色に変化します。
「湯上り美人」とも呼ばれる由縁ですね。
莢に筋がないのは、ささげと言ってもインゲン豆に近い品種だからで、下処理が楽ですね。
~アントシアニンとルチン~
アントシアニンやルチンが紫色のもとです。
紫色が濃いもののほうが含有量が多くなっています。
あきしまささげのアントシアニンは茹でてもほとんど失われないというメリットがあり、高い抗酸化作用により、眼精疲労や視力の回復、肥満・メタボ予防、肝機能の改善などの効果が期待されます。
ルチン(別名ビタミンP)はポリフェノールに似ていて血液や血管に働き、脳卒中や高血圧などの生活習慣病に良いと言われています。
血流が良くなるので冷え性の女性にも助かりますね。
ビタミンCの働きを助けるので、シミ・シワ・そばかす予防にも効果的です。
欧米では薬として使われることもあります。
~料理~
地元では、煮びたしや、茹でてマヨネーズやドレッシングで食べることが多いようですが、インゲン豆のように、胡麻和えや白和え、サラダ、炒め物、天ぷら、味噌汁と、どんな料理にも合います。
煮物にするときには汁に色が滲んでしまうので下茹でするのがおすすめです。
豆を砂糖で甘く煮てもおいしいですね。
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