各地のご当地食材/加工食品

  • LINE
  • Tweet
  • Share

岐阜県きくいも(キクイモ)

ご当地食材情報
きくいも(菊芋)

漬け物(味噌漬け、粕漬け等)にされることが主で、シャキシャキした食感が魅力の野菜です。
地域内の、漬物加工店、道の駅、直営販売所、お土産物屋などで販売されています。
料理としては、煮物、炒め物、揚げ物、スープ、サラダなど、なんにでも合います。
軽く炒めたジャガイモやレンコンに似た、サクサク、ポリポリとした歯ざわりが魅力です。
加工品としては、サプリメント、顆粒にしたものを混ぜたパン、お茶、せんべい、チップスなどがあります。
家畜の飼料や、果糖の原料として使われることもあります。
岐阜県から、「飛騨・美濃伝統野菜」に指定されています。

~概要・特徴~
岐阜県恵那市岩村町は、恵那山(日本百名山)の西方に位置する、のどかな里山です。
鎌倉時代からの歴史を持つ岩村城址や、城下町(重要伝統的建造物群指定)は、この町の誇りです。
岩村町富田地区は、「農村景観日本一」に選ばれました。
また、「日本のむら景観コンテスト」で農林水産大臣賞(最高賞)も受賞しました。
戦後失われた、「心のふるさと」の原風景がここには残っています。
このきれいな水と空気の町で作られるきくいもは、実は北アメリカが原産で、
アメリカンインディアン(トピナンブ族)が昔から食料として利用してきたものです。
日本に入ってきたのは江戸時代のことで、家畜用の飼料としてでした。
繁殖力が強く(あまりに強いため「要注意外来生物」に指定されるほど)、「豚芋」、「八升芋」、「一斗芋」とも呼ばれました。
切った面の模様が菊に似ているので、現在の「きくいも」という呼称になりました。
きくいもは芋をすべて収穫しても、地下茎で広がっていき、根が少し残っていれば、翌年また芋をつけるほど強い植物なので、第二次大戦後の食糧難の中、「作付統制野菜」として人々の間に広まりました。
次第に忘れられ、野生化、雑草扱いされることが多くなっていましたが、
漬物文化の受け継がれる恵那地方では、下処理の大変なきくいもを漬物にする技が伝承されてきました。
まず機械で水洗いをして泥を落とし、手作業で形を整え、一つひとつ皮を剝きます。
樽に入れて、一ヶ月間毎日水を交換しながらアクを抜きます。
その後塩水にさらしてから、ようやく味噌、粕に漬け、3か月以上熟成させて完成です。
総入れ歯の方でも問題もなく召し上がっていただける歯切れの良さです。

きくいもの主成分は、イヌリンなどの食物繊維であり、ジャガイモ、サツマイモと違い、デンプンはほとんど含まれていません。
イヌリンは、血糖値を下げるということで注目され、研究が進んでいる多糖類です。
20世紀の初め頃には、糖尿病の方に食べさせていたようです。
きくいもが、天然のインスリンと言われる由縁ですね。
 
  • その他のご当地食材を投稿
  • LINE
  • Tweet
  • Share

同じエリアのご当地食材

Discover Nipponとは?
故郷の良さを知っている皆さんからの投稿を通して、地方の「おいしい」を知り、まだ知らない日本を知る。
「ご当地の食材&レシピの共有サイト」です。ホームパーティ向けおもてなしレシピが豊富。