各地のご当地食材/加工食品

  • LINE
  • Tweet
  • Share

岐阜県菊ごぼう(キクゴボウ)

ご当地食材情報
菊ごぼう

菊ごぼうは、岐阜県恵那市、中津川市などで作られている山菜です。
「山ゴボウ」「アザミゴボウ」とも呼ばれます。
岐阜県から、「飛騨・美濃伝統野菜」の認証を受けています。
独特のシャキシャキした食感と風味があり、柔らかく、歯ごたえが楽しまれています。

~食べ方~
漬物にするときは、味噌漬け、たまり漬け、醤油漬け、松前漬けなどにします。
菊ごぼうがないと正月が来た気がしないという人も多く、年始のご馳走です。
家庭では、すき焼き、鍋物、キンピラ、サラダなどの具として使われます。

~概要・特徴~
岐阜県恵那市と中津川市で主に栽培されています。
良質の赤土土壌で、香りのよい菊ごぼうが作られます。
6月下旬~7月上旬に種を蒔き、毎日散水します。
市販の種だとトウ立ちしてしまうことが多いので、収穫した中から株を選び、種を採ることを繰り返すことで、トウ立ちしない、おいしい菊ごぼうを安定して作れるようになりました。
11月に霜が3回降りたら収穫のタイミングです。

この地方の菊ごぼうは、江戸時代末期の1862年(文久2年)に、恵那郡富田村(現在の恵那市岩村町富田)の、庄屋の吉村家の人間が、三ッ森山に自生していたものを発見したことからはじまりました。
見つけたのは、根の太いモリアザミの原種で、明治以降になって本格的に栽培されるようになりました。
ごぼうと付いていますが、キク科アザミ属のモリアザミの根で、正確にはゴボウではありません。
色々な呼称がありますが、切り口が菊の花に似ていることから、「菊ごぼう」と呼ばれるようになりました。
食物繊維、炭水化物、タンパク質、糖質が豊富なため、滋養強壮の薬草として珍重され、年貢に納められていたこともありました。
すりつぶしたものを打撲傷、切り傷、皮膚疾患にあてたり、肝臓の解毒(二日酔い)、胆石や結石の分解、がん細胞の抑制など、さまざまな用途に使われます。
最近では、コレステロール、血糖値、血圧を下げる効果も確認されています。

かつては中津川市に菊ごぼう生産組合があるほどでしたが、現在では栽培できる方は数名しかいないそうです。
生産者の高齢化、根を長く育てるには手間も技術も必要なこと、土壌環境の影響を受けやすく連作ができないことなどが原因のようです。
一度作ると、7年間は他の野菜を作るそうです。
減少の一途をたどる菊ごぼうの栽培面積ですが、復活を目指す動きはあるようです。
これまで不可能と言われてきた連作の研究が、農家や肥料メーカーの間で進んでいます。
 
  • その他のご当地食材を投稿
  • LINE
  • Tweet
  • Share

同じエリアのご当地食材

Discover Nipponとは?
故郷の良さを知っている皆さんからの投稿を通して、地方の「おいしい」を知り、まだ知らない日本を知る。
「ご当地の食材&レシピの共有サイト」です。ホームパーティ向けおもてなしレシピが豊富。